Mi Max3は2018年7月に発売された6.9インチのミッドレンジモデルとなります。
大きさ的にはいわゆるファブレットです。
スペックは以下の通り。
中国版はRAM6GB+ROM128GBのモデルもあります。
Quick Charge 3.0に対応し9V/2Aの18W急速充電することができます。
値段は定価でHK$1999(約29000円)です。ただ、香港では日本とは異なり小売店が自由に価格を設定して発売しているため探せば定価以下で購入することができます。
今回は価格ドットコムのような比較サイトprice.com.hkで最も安いショップをサーチ。
サイトによると最安はHK$1668(約24000円)でした。ちなみに行は行貸、水は水貸の略称で前者は香港の正式なルートで仕入れられた正規品で後者は輸入品や違ったルートから仕入れられた物になるようです。後者の方が2000円弱安いですが保証の関係などを考え正規品を探しました。
最安のお店は高登85。説明を読んだ限りだと水でも香港版なのかも?この価格は現金特価となります。場所は深水埗の黄金電脳商場。階数の数え方がイギリス式なので1樓は2階です。深水埗駅のD1かD2出口から出て黄金電脳ビルの外側に2階へ通じる階段があり、階段を上がって並んでいる多くの小売店から探すことになります。ちなみに私は1階へ入ってしまい15分近く迷いましたし、2階へ上がっても目的のショップを探すのにも15分ぐらい掛りましたので初めての方は時間にゆとりを持って行きましょう。
購入自体は指差しと小学生レベルの英語でなんとかなります。バンカーリングと安っぽい時計とBFタイプのアダプタが付いてきました。店舗独自の保証も12ヶ月分付いてきます。
その場で簡単な動作確認と傷チェックをし、追加でHK$40(約600円)を払ってガラスフィルムを貼ってもらって購入完了です。
ちなみにですが、行貸の方を購入し目の前でシュリンクフィルムを剥がしていたので香港版だと思っていましたが、実際は中国大陸版にグローバルROMを焼いたものでした。中国と香港ではコンセントの形が違うためかACアダプタも入っていませんでした。となると水貸の方がどんな商品なのか気になるところです。
○本体の外観
まずは外箱。
よく見たら裏側に全网通版(中国の3大キャリアに対応しているモデル)と書いてあるので端末本体は中国版。
付属品は簡単な取説とSIMピンとUSBケーブルでした。本来はACアダプタも付いてるはずですがありませんでした。
今回購入したのは曜石黑(ブラック)。流行りのノッチデザインではありません。
背面。アルミニウムボディなので安っぽい感じはありません。
デュアルカメラと指紋認証センサー。カメラは出っ張っています。
下部にスピーカーと充電端子(Type-C)。
左側面はSIMスロットのみ。
上部にイヤフォンジャックや赤外線センサなど。
右側面に音量ボタンと電源ボタンがあります。
ケースは小米純正のものを購入。価格はHK$49(約710円)。
純正なだけあって質感とフィット感は最高です。色は黒、青、赤が売られていました。
6.4インチのGalaxy Note9と並べるとこんな感じ。
○ネットワーク
LTEの対応周波数帯はLTE Band1,3,4,5,7,8,20,34,38,39,40,41となります。多分どこ のモデルを買ってもLTEの対応周波数帯は同じだと思います。
CAは日本ではSoftbankでCA1A_3A及びauでCA_41Cできることを確認しています。
電話アプリでコードを入力することでVoLTEも使えます。
○パフォーマンス
ミッドレンジモデルというということもあり若干のもたつきを感じることはあります。 しかし気になるほどではなく許容範囲内で日常生活では快適に使えるでしょう。
○MIUI10
次にUIについて。小米のスマホには独自ファームウエアのMIUIが搭載されています。購入時はMIUI9でしたがアップデートすることによって最新のMIUI10が使えるようになりました。操作性などはそんなに普通のAndroid端末とは変わらないなといった印象。
ただ、MIUIには全画面ジェスチャーというものがあり、iPhone X以降のジェスチャー操作と同じような機能があります。慣れると結構使いやすいです。
○カメラ
一番驚いたのはカメラです。
参考のためGalaxy Note9と比較します。
圧縮されているのであくまで参考程度でお願いします。全て加工はしていません。
なお、夜景の方はアップデート前だったためMIUI9での撮影となります。
まずは夜景。
上がMi Max3で下がNote9。どちらもオートで撮影。空が白っぽいのは小雨が降っていて霞んでいたためです。そもそも明るすぎて白飛びする場所ですがMi Max3も色合いは悪くありません。
上がMi Max3で下がNote9。どちらもオートで撮影。Mi Max3の方がタワーの下側が若干暗いですが大差なし。
次は昼間に景色を撮ってみました。MIUI10からはAIによって状況ごとに最適化された写真を撮影することが出来ます。
上からAIモードでのMi Max3、AIモードオフでのMi Max3、Note9(一部トリミング)となっています。曇っているためわかりにくいですがAIモードのほうが全体的に明るくなっています(特に田んぼの黄金色)。
上がAIモードでのMi Max3で下がNote9。この時にAIモードとAIモードオフで撮り比べれば分かりやすかったですね。AIモードのほうが全体的に明るくはっきりとした感じに加工されます。
上がAIモードでのMi Max3で下がNote9。
上がAIモードでのMi Max3で下がNote9。
当たり前ではあるのですがMi Max3はズームすると粗さが出てきてしまうので綺麗に撮るなら上の写真ぐらいが限界です。
簡単に撮っただけですが、2万円台で買えるスマホの写真とは思えません。AFも早いですし十分これ1台で写真撮影も楽しめる端末だと思います。
○バッテリー
5500mAhの大容量バッテリーを積んでいるだけあってバッテリー持ちは良いです。
普通の使い方であれば丸2日は使えそうな感じです。
○その他
生体認証は指紋認証とフェイスアンロックが利用できます。どちらも高速でストレス無く利用できます。
スピーカーはデュアルスピーカーではありますが音質は普通でここは値段相応といった感じ。
○最後に
正直値段的に妥協点が多い端末だと思っていましたが実際買ってみるとそんなことはなく非常に完成度の高い端末だと思いました。特に同じSoCを積んでいる端末が日本では倍近くすることを考えるとコスパは最高です。
参考サイト
小米香港公式;小米Max3
小米公式:小米Max 3
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