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2018年9月28日金曜日

SAMSUNG Galaxy Tab S4購入レビュー

今年の8月に発売されたSAMSUNGの10.5インチタブレットGalaxy Tab S4を購入しました。今回購入したのは韓国版であるT835N LTE版となります。価格は送料や税金込で約96000円ほどでした。
韓国版の定価はLTE版は64GBが約89000円(₩880000),256GBが約100000円(₩990000),Wi-Fi版は64GBが約80000円(₩792000),256GBが約90000円(₩891000)となります。
主なスペックは表の通り。


重要な点として、RAMが6GBなのは韓国版だけで他のモデルは4GBとなります。それに伴って重さも他国のモデルは480gと少し異なります。
アスペクト比は16:10です。

ネットワークについて。
LTEの対応周波数帯は、LTE Band1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,20,28,38,40,41,66となります。通信速度は不明ですが、香港版はLTE Cat 15で下り最速800Mbps/上り最速150Mbpsの記載があるので同等かそれ以上でしょう。
韓国版は共通のモデルとなるのでCA組み合わせは日本で使えるものとしてはCA_1A-3A、CA_1A-8A,CA_1A-3A-8Aが対応しているはずです。

今回はiPad Pro 10.5から買い換えることにしたのでiPadとの比較が多くなります。ちなみにiPadに不満があって買い換えるわけではないです。

○開封
 箱はこんな感じ。

韓国版はRAMが6GBです。

箱を開けると布状のものに包まれた本体が。

本体の下には付属品があります。右から急速充電対応のアダプタ、USBケーブル、説明書、Sペンです。見えませんがSペンの替芯もあります。スタイラスペンが付属しているのはありがたいですね。 

本体を起動。

もちろん日本語ロケールが入っています。

表面。

背面。最近のGalaxyと同じガラス素材です。

左側面。Dexキーボードと接続するための端子がついています。

上部。左側と右側にスピーカーがついています。

左側面。見づらいですが、右側に電源ボタンと音量ボタン。左側にSIMカード兼SDカードスロット。

 下側。こちらも見づらいですが、右側と左側にスピーカー。真ん中にUSB Type-C端子と、イヤフォンジャックがあります。

同じ10.5インチタブレットであるiPad Pro 10.5との比較です。 
ちなみにiPad Pro 10.5 Cellularモデルはサイズが250.6×174.1×6.1mm、重さは477gです。アスペクト比は4:3です。
Tab S4と比べると縦は1.6mm長く、横は9.7mm長く、厚さは1mm薄く、重さは3g軽いです。
iPadの方が横長なのは一目瞭然。

厚みと縦の長さはそんなに変わりません。

ベゼル幅はこんな感じ。Tab S4には横のベゼル幅をもう少し頑張ってもらいたかったです。

○使用してみて
 まだ購入したばかりですので簡単にですが。
 Tab S4にはDeXモードと呼ばれるPCのように使うモードもありますが、まずは普通のAndroidタブレットとして使った感想です。
 パフォーマンスは全く問題なくサクサクと動きます。SoCはS8やNote8などに搭載されている一世代前のSnapdragon 835ではありますがゲーム等やれば差があるかもしれませんがそうでない限りは全く問題なし。実際Note8とNote9も普通に使っていれば性能差は感じられません。
  次にスピーカー。Note9同様にDolby Atmos対応でAKGのチューニングによるステレオスピーカーとなっています。左右に2つずつ合計4つのスピーカー搭載です。iPad Proも同様にステレオスピーカーとなっていますが、音にこだわりが無い私が聞いてもどちらが良いか比較は微妙。ただ、高音はTab S4のほうが良いように感じました。
 次にSペン。
まずは形状。Apple Pencilと並べるとこんな感じです。

Sペンにはペンボタンも付いています。

長さはSペンの方が明らかに短いとして、直径はSペンが9.2mm、Apple Pencilが8.9mmです。重さは実測値でSペンが9g、Apple Pencilが21gです。ペン先の幅はSペンが0.7mmでApple Pencilは情報が見つかりませんでしたが明らかにSペンのほうが細いです。筆圧感知はSペンが4096段階、Apple Pencilはこちらも情報が無いですが2048段階という話も。簡単に文字を書き比べてみると軽いこともありSペンのほうが書きやすいです。
Apple Pencilは定価で11664円とそこそこ値が張る上に充電式なので30分の充電で12時間使えると言っても充電しないと使えないわけです。それに対してSペンは付属しており充電いらずで使え、バッテリーを搭載しなくて良い分軽くなっています。やはり6年近く前からスタイラスペン付属のスマートフォンを売っているSAMSUNGの方がノウハウがあるのでしょうか。
9/29追記 :Sペンの方が書きやすいと記載しましたが、文字を続けて書いていると遅延が原因で意図したところに書けない(文字がグチャグチャになる)現象が発生しました。そこで、Note9のSペンとも書き比べて検証するとTab S4とTab S4のSペンの組み合わせのみ大きな遅延が発生することが分かりました。Tab S4とNote9のSペンの組み合わせも遅延が発生するがそこまで気にならない程度、Note9とTab S4のSペン及び、Note9とNote9のSペンは問題なし。保護フィルムとの相性が悪いのかとも思いましたがTab S4とNote9のSペンはそこまで酷くないので他に原因があるかもしれません。今のところは原因不明ですがとりあえず追記しておきます。

11/6追記:11/1付のアップデートでSペンの安定化が含まれており改善しました。
なお、Sペン自体の使い方はNoteシリーズのものとほぼ同じでエアコマンド機能や画面オフメモが使えます。Note9のSペンも使えました。

 次に生体認証について。こちらは唯一不満が残る点でもあります。
一つ前のモデルであるTab S3までは全面に指紋認証センサーがありましたが、Tab S4は廃止されました。そのため生体認証は顔認証か虹彩認証、2つを組み合わせたインテリジェントスキャンとなっています。顔認証にしろ虹彩認証にしろセンサーをしっかりと見ないと認識されないため少しストレスを感じます。スタンド型のケースで立てた状態で目の前で使っているとすぐに認識しますがそれでも電源ボタンを押したり画面をダブルタップしたりしてディスプレイが点灯してから認識されるのでラグが発生してしまいます。Infinite Displayほどベゼルが狭いわけではないので指紋認証センサーを搭載しても良かったのではないでしょうか。

次にDeXモードについて。DeXモードとはS8から追加されたスマートフォンやタブレットをディスプレイに接続することでPCのように使える機能です。Tab S4ではタブレット単体でも使うことができます。

DeXモードは設定から又は通知パネルから簡単にオンにできます。

タブレット単体でDeXモードにするとデスクトップはこんな感じです。

 アプリを複数開いてみました。

キーボードはGoogle日本語入力も使えます。

次にディスプレイと接続した状態です。HDMIケーブルで繋ぐだけです。

ディスプレイと接続した場合はタブレットをタッチパッドとして使うことができます。

キーボードを使う状態でも上半分はタッチパッドとして使えます。

ディスプレイ側はDeXモード、タブレット本体は通常の状態で使うこともできます。

通知から簡単にタッチパネルに戻ることもできます。

という感じで簡単にPCのように使うことができます。ディスプレイに接続したときの動作はNote9も同じですが、タブレット単体でDeXモードとして使うことができるのは大きいです。一時期、iPad Proがあればレポート作成もできるし学生には便利だといったCMがやってましたが、使いやすいキーボードとマウスが揃えば圧倒的にTab S4のほうが便利です。タブレット単体でもタッチパッド操作に慣れれば結構快適に使えると思います。なお、一部アプリはDeXモード非対応です。(Amazonプライムビデオアプリが非対応でした)

○まとめ
 タブレット市場が衰退しているためかほぼハイエンドモデルが出ない中で非常に完成度の高いタブレットだと感じました。まだ使用期間が短いのもありますが気になるのは生体認証とベゼルが少し太いかなといった点のみです。日本では多分発売されないと思いますが、十分輸入する価値はあるでしょう。
値段はWi-Fi版が80000円から、LTE版が89000円からなのでiPad Proと同程度ですが、今ならフォートナイトの限定スキンが2〜3万ぐらいで売れるので実質的には非常に安く手に入れることができるのも良いですね。








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